府県からの花嫁「佐々木 貴子さん」
こんにちは。私は平成2年10月22日に大阪から嫁いで来ました。
当時20歳だった私は、大阪でOLをしており会社の先輩がある日、新聞で「別海町の青年との交流」という記事を見つけ3人で参加したのが別海町を知った最初のきっかけでした。
それまでは、別海町はもちろんのこと北海道にさえ来た事がなかったのですが主人と知り合って1年足らずで結婚し、別海町での生活が始まりましたが「寒い」「凍る」「牛いっぱい」「道路めっちゃまっすぐ」など様々な事を感じました。
酪農家に嫁ぐという事を私なりにしっかりと考えて覚悟してきたつもりでしたが、実際に働いてみると「聞いてたのと全然違う!」「詐欺だ!」なんて思ったこともありましたが気付けばあっという間に15年が経ち、子供達も14歳と12歳に成長し、変わらずに優しく見守ってくれている主人と楽しい毎日を送っています。
酪農家のイメージというのは「臭い」「朝早い」「1日中仕事がある」など悪い事ばかりですよね。(実は私もそう思っていました・・・)確かに匂いもきついし、仕事もハードだけど、子供も交えてその日あった事を話しながら牛舎仕事ができ、何よりも使われる身ではないので自分達次第で時間をやりくりすることができてとても気楽なのです。
子供達が小さい頃は、牛のエサを食べてしまったり、牛に突かれて大泣き!!なんて事もありましたが、それも今では楽しい思い出です。
それに、何より子供達は本当に幸せだなぁと思う時があります。それは、「生命の誕生に出会える」という事です。
母牛が一生懸命力んで涙を流しながら子牛を産もうという瞬間に立ち会えることができ、更には搾りたての牛乳を子牛に飲ませてあげ、すぐに立ち上がろうとする姿を見る事ができるなんて都会にいては経験できませんよね。
本当に感動します。それも、別海町に来たからこそ経験できた事です。
皆さんも是非一度別海町に来てみて下さい。そして色々な感動を味わってみて下さい。 きっと、やみつきになりますよ!!
※この記事は2006/3/22現在のものです。